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ある晴れた夏の朝

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ぼくたちにとって「原爆」とは何だったのか?

 

STORY

アメリカに住む日系アメリカ人のメイは、サマースクールの一環として行われる「公開ディベート」に参加することに。テーマは「原爆の是非」。
8月の毎週土曜日、人種の違う8人の高校生が肯定派・否定派に分かれてディベートする。
各チームで原爆投下の背景を調べ上げ勝負に挑んだ彼らだが、討論を深めるにつれ、複雑に絡み合った歴史的事実を思い知る。
真実か嘘か、加害者か被害者か、人種差別、偏見、日本人が犯した過ち…etc。
戦争の裏側と平和の本質に迫り、迎えた最終ラウンド。
果たして、ディベートの終着点は…?

MESSAGE

この作品の見どころは、是非を問うディベートでありながら、是非よりも、勝敗よりも、大切な事があると気付き始める8人のドラマ、そしてディベート大会の会場という設定による、その場に観客として自分も参加しているような臨場感です。皆さんは、8人の登場人物たちと共に「知らなかった」側面を「知る」体験、主体的に「考える」体験、自分の意見を「持つ」体験をするでしょう。
今、改めて社会に投げかけられている平和問題。
この観劇体験が、皆さん自身の中に平和を育て、未来を変える力に繋がることを私達は願っています。

ご感想

 
・戦争の辛さや、差別や偏見などを考える機会は沢山あり、自分でもよく知っている方だと思っていました。しかし、8人のスピーチを聞いて、もっと知るべきこと、正しく理解すべきことがあると改めて考えさせられました。
 
・人種も国も年齢も想像を超えた人たちが語る場に立ち会った気がします。肯定と否定というジャッジすら不要に思えた、発言者たちの最後の姿に心打たれました。
 
・自分の中の怒りや憎しみがある限り、争いは無くならない。一人一人の問題なのだということにハッとした。人を傷つけること、それに“是”はない。
 
・自分の意見、考えをはっきりともてるようになりたい、この劇中であったディベートのような場所に立って自分の意見を多くの人に伝えられるようになりたいと思いました。
 
・討論会の会場の観客として舞台に参加している気持ちにもなり、とても感情移入してしまいました。
 
・原爆や戦争という話は苦手であまり知りたくないと思っていましたが、「ディベートの様子を見る」という形だと不思議と聞けました。
 
・見る前に、「絶対否定。肯定なんてありえない(怒)」と思っていた自分の気持ちに涙がでてきました。なんでだろう。圧倒されました。言葉にできません。

 

上演時間 80分(休憩なし)
構成人数 8名 
準備時間 4時間30分

片付け時間

2時間 


スタッフ

原作:小手鞠 るい「ある晴れた夏の朝」(偕成社刊)
脚本・演出:北村 直樹(人形芝居ひつじのカンパニー)
美術:乘峯雅寛 照明:若狭慶大 音楽・音響:内田アダチ 衣装:木場絵理香 宣伝美術:伊藤祐基 イラスト:タムラフキコ 写真:服部義安 映像:山内崇裕 写真出典元:Wikipedia・時事通信フォト

キャスト
ひろ~み 宮田智康 宮川希実 田中琴弓 南村浩志 加藤大輔(客演) 伊鶴由貴(客演) 岩越由花(客演)

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